「ひら岡」閉店までのドキュメント
私はさびしかった。
シーモールの大判焼「ひら岡」がこの1月末で閉店だなんて。
「ええ〜っ残念です! ほんとに閉店なんですか?」
昨年12月10日。
お店に閉店の知らせが貼り出されたのを見て店員さんに話しかけた。はじめてここのおはぎを買ってサンリブのベンチで子と1個ずつ食べた。やわらかくゆるめのあんがおいしくて。
12月20日。
「ひら岡」に長蛇の列。購入を断念。
12月25日。
白あん1個。買い食い。
「ひら岡」マイストーリー
少し悲しいことがあったら「白あん1個」。
1個だけ買ってそのまま近くのベンチを探してすぐ食べる。そうすると元気が出る。ここ数年はこのスタイルで「ひら岡」とつきあっていた。大手亡(おおてぼう)という豆だっていうのは以前「ひら岡」店頭で聞いた。確か巌流焼も大手亡(白いんげん)のはずだ。白あんのうまさがわかる年頃になった。
小学生のころは冷凍保存してある「ひら岡」の大判焼き(あづき)を解凍してもらって食べるのが楽しみだった。当時は70円ぐらいだったんじゃないかな。
下関の読者のみなさんの「ひら岡」の思い出も聞いてみたいなとふと思う。
「ひら岡」は閉店していた
2018年1月14日。「ひら岡」はもうなかった。当初1月末までの予定だったけど1月2日で閉店になっていた。
シーモールのインフォメーションセンターのお姉さんに聞きに行ったら、前倒しで閉店になったそうだ。申し訳なさそうな表情をされていた。
さよならを言えなかった。私はさびしかった。しかし別れなんてこんなもの、なのかもしれないと思った。さよならだけが人生だ。
大判焼きってなんて呼ぶ?
ここで全国の方と大判焼きについて話をする機会があったので紹介します。
https://www.instagram.com/p/BUa-Sg0hag3/?taken-by=miromi363
御座候(ござそうろう)、自慢焼き、二重焼き、甘太郎などなど。地域によっていろんな呼び名があるのがおもしろい。
みんなの心の中に「ひら岡」みたいな存在の大判焼きがあるのだろうと思う。
近年ソウルフードという言葉をよく目にするけれど、「ひら岡」の大判焼きが自分にとってのいわゆるそういうものだったんだろうと思う。
この絵をLINEスタンプ「甘党のもっちゃん」に収録しています。もしよろしければ検索してみてくださいね。
甘党イラストライターmiromiでした。
住所下関市竹崎町4-4-8 シーモール専門店街
電話番号–
営業時間–
定休日–
駐車場–
ホームページ–