2018年。アニバーサリーイヤー的気分を身近なところで感じることが多い気がしている。
明治維新から150年。関門トンネルが開通して60年。平成になってから30年。
広島流お好み焼「樹辺里」は、下関に来て10周年!
「新町ストア」内の広島流お好み焼き店「樹辺里(じゅべり)」がこの3月で10周年を迎えられたそうだ。
先日いつもの持ち帰りで利用したときに教えていただいた。
ある日子が「じゅべりってサンテグジュペリのジュペリじゃない?」と言った。サンテグジュペリは「星の王子さま」の著者、パイロットであり作家。ああ! そんなこと思いもよらなかった。もしかしたらそうなのかもしれない。子どもの発想にはときにはっとさせられる。また行ったときに聞いてみよう…そう思っていたのだ。
ご夫婦ふたりでいつもあたたかく迎えてくださる。
いつも電話で注文して、ちょうど焼き上がるタイミングでお店に到着。すこしお話を伺った。
「樹辺里」という同名の店が実は千葉県柏市にもある。もともと千葉県でやっていたお店2店を引き継いで下関で同名の「樹辺里」を開店してこの3月で10年だそう。
「樹辺里」って?
旧ユーゴスラビアで「乾杯」の意味。漢字は当て字、なのだそうだ。
セルビア語で「乾杯」のことを「ジュベリ」っていうんだなあ。子の推測とは違っていたけど、聞いてみてよかった。またこうしてお気に入りのお店に愛着がわいて、思い出が増えていくのだ。
緑、森、自然のイメージが思い浮かぶ素敵な当て字だと思った。
千葉のお店を地図で見てみたら、大きな公園が目の前にある緑いっぱいのロケーションだったとわかり、わたしの思い浮かべたイメージとそうかけ離れていないことがわかりうれしくなる。
いつも持ち帰りで利用している。運動会、発表会や参観日。特別なイベントの日のお昼ご飯にすることが多かった。
最近またメニューを増やされたそうで、最新のメニュー表をいただいた。
ランチタイムサービスや、月に一回のサービスデー「じゅうじゅうの日」(毎月10日)があるし、ときどきフリーペーパーなどにも広告を出しておられるので、樹辺里の美味しいお好み焼きのこと、ご存じの方はもうすでにたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
2年近く通っているお店だから、子にとってお好み焼きといえば「樹辺里」の「肉玉そば」になっているんじゃないかな。
今回は、特別なイベントの日ではなかったが、「もうすぐじゅうじゅうの日だよね!」と数日前からゆるやかにじわじわリクエストをするという作戦で「樹辺里」の肉玉そばを勝ち取った子であった。
お母さんさあ、じゅうじゅうの日のこと、君に聞くまで知らなかったんよ…。
自分が子どものころはこの近く「貴船公園」前にもんじゃ焼き屋さんがあって「もんじゃ焼きってなに?どんなん?」って話題になってたっけな。
お好み焼きの焼けるソースの匂いが漂う夕暮れの路地、オタフクマークののぼり。黒い看板に白ヌキの「樹辺里」の字。この風景がきっと子にとって思い出になるだろう。
これはいただいた記念品。思いがけなくてうれしかった。(10周年記念イベントは12日で終了しました)
今も…昔も…これからも。
樹辺里、10周年に乾杯。あと10数年もしたら、子とお店でビールで乾杯してるかな。どうかな。10数年前中村一義の「ジュビリー」って曲が好きで何度も聴いたことがあったっけ。くるりにも。また聴きかえしてみたくなる。樹辺里のことを書いてたら、お祝い気分で乾杯したくなったmiromiでした。樹辺里さん、おめでとうございます!
住所下関市貴船町3-1-28
電話番号083-242-6950
営業時間11:00~20:00(L.O.19:00)
※ランチ終了後夕方までの間休憩の場合あり
定休日火曜日・第3月曜
駐車場あり(3台分)
ホームページなし