株式会社cineposの鴻池和彦(こうのいけ かずひこ)さんを取材させていただきました。
映像関係の人って近寄りがたい気がしていましたが、とーーーっても穏やかで優しい方でした。(ほっ)
下関の物足りなさや、下関をコレでよし!としない、そんな想いがあるからこそ、下関の魅力を伝えることができると言います。
実は面白い経歴の持ち主!
元々俳優志望で上京予定だった鴻池さん。(実際に俳優をされていた時期もあるそうです!)色々あって(笑)大学進学を前に少し方向性を変えて文学を学ぶ道へ・・・
それが正解!視野がぐーんと広がり、大学卒業後映像関係の仕事に就き第一線で活躍!
2005年に下関に戻り、なんと郵便局長を務めた後、独立。今では映画配給から、下関を舞台にしたCMや映像の撮影、イベント事業、出版、コピーライティングなどなどなどなど様々な分野で活躍されています。
明日、自分にもしものことがあったとしても後悔しない生き方を!
想像力豊かな鴻池さん。例えば好きな人がいたとします。告白からフラレるまでの想像をしすぎて、結局2番目に好きな人に告白しちゃうような学生だったそう(笑)そして、それを猛烈に後悔するという。
そんな学生時代の反動が今の仕事に表れているんだとか。「あの時、あぁしとけば良かったって思いたくないな~って」だそうです。
独立した当初よりはるかに多忙になったという鴻池さんですが、次々と新しい事にチャレンジされています!
出会いのタイミングは大切
「ふらっと立ち寄ったのがきっかけでしたね、引き寄せられたように。」
「capanna di CIPOLLA」の中村さん(写真左)と出会ったことで、capanna di CIPOLLA 3Fの「Cinéma chlorine(シネマクロール)」で月に1度、1週間の映画上映が実現しています。
「犬も歩けば棒に当たるって言いますけど、歩かないと棒にも当たりませんからね。(笑)一人の力なんて、たかが知れてますけど、出会いによっていくらでも大きな力になりますし、新しい発見ができます。」
なるほど!!お尻に根っこが生えていた私ですが、重い腰を上げていろんな人に会ってみます!
映画を選ぶ基準は、ずばり「勘」です!
現在「Cinéma chlorine(シネマクロール)」では「ふたりの旅路」という映画を上映中。
鴻池さんが選ぶ映画は、誰かに話したくなる映画。
なんて言うか、見終わってハッピーみたいな映画は少ないんだとか。モヤモヤすることもあるみたい。「見た人が何かを感じて、それを話し合える。そんなコミュニティが生まれる場所になればいいかなぁと。」
なるほど。素敵なお話ありがとうございました!!皆さんも鴻池さんの研ぎ澄まされた「勘」が選ぶ映画を観に来ませんか?