末廣稲荷神社の鳥居をくぐったら…
下関の赤間町のあたりは昔は稲荷町とよばれていたらしい。
ところで稲荷町って広島の市電の停留所にもあるし、東京の地下鉄にも同名の駅がある。全国各地に稲荷町がある。下関から稲荷町は消滅してしまった。なぜなんだろう。
前回東京第一ホテル下関の記事で写真を掲載したこの鳥居。
末廣稲荷神社。この鳥居を車がくぐっている光景を見て、おもしろい。と思った。この奥に駐車場があるのだ。わたしもこの鳥居をくぐってみようと思った。
見たこともない風景がここに広がっていた。
末廣稲荷神社。
【稲荷】米や麦などの神を祭る神社。または、その神。キツネを神の使いとする。光村教育図書 小学新国語辞典より引用
昭和20年の空襲(6月29日と7月2日とみられる)で焼け野原になってしまった稲荷町一帯。この神社も例に漏れず昭和28年に復興されたが社殿の老朽化により昭和61年に新社殿が造られたそうである。
火垂るの墓。野坂昭如原作。高畑勲監督。この映画には神戸大空襲(昭和20年6月5日)の描写がある。空襲でなにもかも焼かれてしまった街。辛い歴史だ。
かつて格式のある花街だったという稲荷町の歴史も戦争や法の改正などで終わりを告げたのだろうか。諸行無常の響きあり…。
明治維新150年 第2回明治ロマンアンティーク ~西洋ブロカントと骨董市~
さ〜て今回のGWは。見どころがある。
「旧下関英国領事館」の藤澤館長。棒持っててカワイイ。
なんと今日は藤澤館長ご本人にお会いすることができた。藤澤ちゃんって呼ばせていただいても…いいでしょうか?と聞いてみたら笑顔で「いいですよ」って言ってくださった。
話しかけてみると思いがけないお話を聞くことができ、さらに関門エリアが多面的に見えてきた。この地域で働く方々の熱い思いを聞くのは毎回とても楽しい。これからも読者のみなさんと共有したい情報をここで発信していこうと決意をした。
「唐戸商会」と「旧下関英国領事館」「附属屋ギャラリー」コラボ企画の第2弾「明治ロマン アンティーク~西洋ブロカントと骨董市~」が行われます。
ブロカントっていうのは100年以上の年月は経ていないけど、人々に愛され大切に使われてきた道具たちということだそうだ。
昔の人が大切に使ってきた道具はきっと美しいだろう。
くり返し使っても丈夫で、いつだって手になじんで。いいデザイン。ロングライフデザインを実際に見て感じてみたいと思った。
自分が気に入って使っているものたちは、古くなっても愛着がわいていつだってきらきら輝いて見える。だから断捨離をしてもいつも残る。ものを選ぶという作業はやっているうちに自分の意思がはっきりしてくるような気がする。
4月29日(日)〜5月6日(日)2会場にて連日10時〜16時開催です。両会場とも入場は無料。
旧下関英国領事館の館内はいつもピカピカに磨かれているなあとこのフライヤーをおさめた写真で改めて気づく。
「重要文化財旧下関英国領事館通信」というフリーペーパーにも、昭和11年の西ノ端町の古地図が掲載されているのでとてもおもしろい。
稲荷町、裏町。今はなき地名に秋本薬局など今もつづくお店が見つかる。
今は営業していない古い商店の軒先にツバメの巣。それ用に備え付けられたと見られる板きれが。古くても人の「手入れ」があるものっていいなあ…と思うmiromiでした。
タイトル明治ロマンアンティーク ~西洋ブロカントと骨董市~
日付2018年4月29日(日)~5月6日(日)
時間10:00~16:00
場所唐戸商会・旧下関英国領事館附属ギャラリー
ホームページ旧下関英国領事館