下関市唐戸町1−22 [Google Map]
083-222-7216
09:30~13:00
定休日 日曜日、祝日
地図や駐車場など詳細な情報はこちら
「旬のおかむら」はこんなお店
平成が終わり、令和が始まり、新たな気分の山乃撫子です。さて、あなたはご存知ですか?唐戸商店街で毎日お惣菜を販売していらっしゃるご夫婦を。その方たちが「旬のおかむら」の岡村さんご夫婦です。
唐戸商店街にはそれぞれ通り名があります。「洋菓子の三好屋」さんがある通りを『銀天街』と呼びます。その「三好屋」さんの前でお惣菜を売っているのが、岡村さん。時にはお二人で、時には御主人と奥様が交互にいることもあります。
銀天街での販売は30年にもなるのだそうです!毎日朝9時半から13時まで、夏の蒸し暑い日も冬の凍える寒い日も営業されています。
お惣菜は、奥様が前夜から仕込み、朝5時半から手作りする家庭の味。薄口で無添加なので、優しい味です。その数、なんと二十種類!コンロ5台を使い分けて作るのだそうです。一番人気は「ほうれん草の白和え」。そして、旬のものを取り入れることも忘れません。
春は、たけのこ、蕨、ふきなどを使います。お漬物、唐揚げ、おむすびもあります。こんな手間がかかっているのに、値段が100円から200円なんです!そんな岡村さんのお惣菜、食べてみたくありませんか?
「旬のおかむら」の店舗はカラトコア一階にあります。徳島出身の岡村さんのご両親は戦時中釜山に渡り、生鮮野菜の仲卸業を始めたことがきっかけで八百屋を始めました。
帰国後は、昭和24年に開設された公設市場があった場所(現:唐戸ドームそばの幸太郎本舗あたり)で食品店を始め、その後三角公園、唐戸町6番地の公設市場、そして平成に入ってはカラトコアに店舗を移しました。
ちなみに、岡村さんは釜山生まれ。日本に帰国後、下関に暮らし始めて60年以上。唐戸のありとあらゆる歴史や変貌を見届けてきた先輩。話を聞いて、唐戸は市場を中心に発展し、とても勢いのある街だったと改めて認識しました。
まだその名残が残っている、この地域の魅力を生かした戦略はないものかと思う次第です。
新しい「令和」という時代に残る、昭和の雰囲気を残す唐戸商店街。開いている店舗が少なくなる中、岡村さんのようにがんばっていらっしゃる方もおられます。
「旬のおかむら」のお惣菜を求めに、あなたも昭和レトロな商店街に足を運んではいかがでしょうか。懐かしさの中に、新しい発見が見つかるかもしれません。
これから暑くなりますが、岡村さん、身体に気をつけて。ときどき買いに伺います!
「旬のおかむら」の地図や駐車場など詳細情報
旬のおかむら
下関市唐戸町1−22
083-222-7216
09:30~13:00
定休日 日曜日、祝日
駐車場なし
なし