SINCE1963 下関市体育館のひみつ
下関市体育館の思い出。
中2のとき、ここで部活の新人戦があり、優勝を勝ち取った。ここの玄関でチームのみんなと撮った一枚の写真があったはずだがどっかいっちゃった。
子どもの運動会がここで開かれたこともある。市民のスポーツ施設として貸し出しされているので、日頃からよく利用している方もいらっしゃるのではないだろうか。
先日、下関山の口郵便局の風景印を押してもらった。その風景印の中に下関市体育館の図柄があった。改めて下関市体育館について調べてみたらCasa BRUTUSのwebサイトにヒットした。
JAPANESE MODERN ARCHITECTURE 55 というコンテンツがある。ここに山口県の建築物で唯一下関市体育館が掲載されているのだ。
下関市体育館(1963年竣工 坪井善勝単独設計)
「世界のタンゲ」丹下建築を支えた重要人物・坪井善勝
東京の国立代々木競技場。これは東京オリンピック開催のために1964年建設された大複合施設である。
意匠設計:丹下健三・構造設計:坪井善勝とクレジットされている。
この曲線美を現実に形にするのに「構造設計」の技が必要で、坪井善勝さんという方は、丹下建築を構造設計の面から支えたとても重要な人物であるということがわかってきた。とても漠然と。
1950〜1960年代に建てられた丹下建築のファンは多く、最近でも愛媛県今治市公会堂や今治市民会館、東京国立代々木競技場の写真をinstagramで身近な方々がアップされているのをタイムラインで見てコメントしたり見て楽しんだりしている。
どうやら坪井善勝さんという方は主に「構造家」として丹下健三とタッグを組んでさまざまな建築物に関わった方であるということがわかってきた。
そう、そこで下関市体育館。この建築作品は、坪井善勝単独設計の「唯一」の建築作品であるそうだ。
こんなに身近に、こんなに希少な。灯台下暗し。ということで改めて見に来た下関市体育館のカッコよさをわたしのつたない写真でお伝えしたいと思った。
丹下建築は曲線が印象的だが、この体育館は直線的。そういった印象を受ける。
裏側のこのさんかく、カッコイイなあ…。
だいぶ古びているが、ツヤのある屋根の質感が素敵だ。
見たら買っちゃう、子が見たら必ず買ってとせがまれる、セブンティーンアイス自販機と一緒に。窓に空模様が映し出されてとても綺麗だ。
迷いに迷ったあげくバニラ、チョコミントにすることが多い。みなさんの好きなフレーバーはなんですか?
甘党なのでついつい話が脱線しかけてしまった。かんもんノートのオキノ編集長は建築家である。わたしは今オキノ編集長に聞いてみたいことが漠然とたくさんある。miromiでした。