下関市と北九州市の関門海峡沿いである関門エリアは神功皇后にゆかりが深く、そのエピソードにまつわる神社・八幡宮が多点在します。また源平合戦をきっかけに生まれた神社もあり、何度も歴史の重要な舞台となった場所ならではという感じがしています。
そんな数多くの中から、「かんもんノート」ライターが実際に足を運んでレポートした記事をまとめてご紹介します。
ちなみに下関側だけですが、下関(旧市内)神社御朱印マップ(発行・製作 下関青年神職会)というものが発行されていますので、御朱印好きな方はこちらも要チェックです。
Contents
赤間神宮(山口県下関市)
安徳天皇が祀られた由緒正しい神社です。竜宮城をモチーフにしたと言われる建物は本当にすばらしい造形美。
赤間神宮の境内には耳なし芳一像があり、また「日本西門鎮守八幡宮」
「大連神社」 「紅石稲荷神社」と3つの神社が境内に。ちなみに神社の境内にある小さな社は摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)といいます。
甲宗八幡宮(福岡県北九州市門司区)
門司港レトロから歩いて15分。甲宗八幡宮とも甲宗八幡神社とも称されます。御神体が神功皇后の着用した甲という、由緒正しい神社です。
でもたくさんの人に知ってほしいのが小倉織で作られたお守りと御朱印!本当にかわいいんです。お土産にもおすすめ!
和布刈(めかり)神社(福岡県北九州市門司区)
関門橋の真下にある神社です。目の前が海なんです!関門海峡は世界でも3本の指に入るくらい狭い海峡であるにも関わらず、毎日500隻も船が行き交います。そのために交通安全祈願に訪れる方が多くいらっしゃいます。
記事には和布刈という言葉の由来も書いてありますで気になる方はぜひアクセス!
亀山八幡宮(山口県下関市)
平安時代初期からある、歴史の長い神社ですが、かつてこの場所は島だったそうです。島?そして、上の写真の矢印の先にあるもの。それは野球ボール。ボール?なぜ?
他にも日本一のふくの像があったり、豊臣秀吉の参拝を記念して植えられた蘇鉄(そてつ)があったり、幕末に一番最初にアメリカ商船を砲撃した亀山砲台跡があったりと、境内が見どころ満載の亀山八幡宮です。歴史と不思議に包まれた神社です。
参照記事『見どころ満載で1回では全部説明できない「亀山八幡宮」』
大歳神社(山口県下関市)
下関駅から歩いて5分のところにある神社。源義経、壇ノ浦の戦いの必勝祈願の地として祀られ、江戸時代末期には、高杉晋作が軍旗を奉納されたりと、歴史と関係が深い神社です。
階段は長いですが、段に貼られているプレートも要注目。そして登りきったあとの景色を是非ご覧になって欲しいです。
長門國一之宮「住吉神社」(山口県下関市)
大阪の「住吉大社」下関の「長門國一之宮住吉神社」博多の「住吉神社」この三つの神社は「日本三代住吉」と称され、大阪、下関、博多を結ぶルートはまさしく古代の大陸との交易ルートでした。
入口には大きな鳥居があります。
本殿までは階段があります。
1539年に造営された建物で、重要文化財に指定されているそうです。
地元の方にもパワースポットとして人気です。
参照記事『日本三代住吉の一つ。長門國一之宮「住吉神社」』
高杉晋作発起の招魂社「桜山神社」(山口県下関市)
「桜山神社」は、高杉晋作の発議により国のために亡くなった志士の霊を祀るために候補地を探し、1865年(慶應1年)に下関新地の通称桜山に落成された神社とのこと。
名だたるの人物が霊塔が整然と並ぶ!日本で初めて設立された招魂場です。
桜の時期にはお花見スポットとしてもおすすめです。
参照記事『隠れたお花見スポット!高杉晋作発起の招魂社「桜山神社」で穏やかなひと時を。』
「福徳稲荷神社」(山口県下関市)
山口県の西側国道191号を川棚温泉から、角島に向かう途中の犬鳴峠と呼ばれる高台に「福徳稲荷神社」があります。
真っ赤な朱色の綺麗な鳥居はもちろんですが、千本鳥居参道へも是非とも参られてください。
参照記事『美しい朱と絶景を求めて・・「福徳稲荷神社」』
以上、関門エリアおすすめの神社8選をお送り致しました。
是非関門エリアにお越しの際は神社にもご注目ください!