創業約150年!
南部町の市役所すぐ裏。
阿わ雪でお馴染みの「松琴堂」さんにお邪魔してきました。
現在7代目となる代表の西原由実さんにお話をうかがいました。
一子相伝の味
まずは銘菓「阿わ雪」を食べやすいサイズに切り分けた「ゆき花」をいただきました。
下関に生まれながら、実は口にしたのは初めて、、
砂糖と卵白と寒天という白いモノだけで作られているので純白。
ふんわりとしてほのかな甘みが上品!まさにあわーい雪のよう。
少し冷やしたものを頂きましたが、常温だともっとふんわり感がアップするので、これはお好みで召し上がれ!
ひと口阿わ雪 ゆき花 1個200円(税込)
「一子相伝」ということで伝統の技を受け継いだ西原さんしか作れない一品。
阿わ雪は木箱に入ったサイズで昔からあるお菓子ですが、一枚一枚、風に舞う雪の結晶をイメージして名づけられた一口サイズの「ゆき花」は2000年頃誕生したものだそう。
日頃、取引先や友人宅などにお邪魔する際の手土産は、相手のことを配慮して、切らないですぐ食べられるものがいいな~と思う、まさにその気持ちを汲み取って作られているのです!
その気遣いがありがたい~。
コーヒーにも合う和菓子
そして「珈琲・和菓子アワード2017」近畿・中国ブロック金賞を受賞した「ゆきごろも」。
こちらは、阿わ雪を細長く切り、うすいカステラ生地でくるみ、ゴマの入った砂糖でコーティングしたという、色々な食感が楽しめるコーヒーにも合う一品です。
ゆきごろも 9個入り680円(税込)
こちらの「平家の焦がしみそパイ」は、彦島みそさんと共同で開発された新しいお菓子。
平家の落人が伝えたとされる味噌を使用するにあたり、源平合戦の海に浮かぶ船が木の葉のよう、と比喩されたことからリーフパイを考案したそうです!
パッケージも船の形をイメージしていて、源平合戦を感じる、まさに下関のお土産にぴったりの商品。
遠出の際にすぐ買えるように新下関駅にもぜひぜひ置いてほしいです。1枚から購入可能です!
平家の焦がしみそパイ 1枚151円(税込)
ひとつひとつの中に物語がある
ひとつひとつのお菓子の中に物語があったり、和歌をイメージしてお菓子を作っているんです、と話してくださった西原さん。
物語や、その背景を想像しながら食べるとまた違う味がしそうです。
季節を感じる生菓子
もうすぐひな祭り、ということでひな祭りをイメージした生菓子も。
このお雛様、とても可愛いいので玄関に飾りたいくらい!
この後、私の目の前で売切れてしまいました。。。
こちらの生菓子は年間約160種類ほど作っているので、季節ごとに違ったものを楽しめます。
ぱっと見てすぐわかりやすいものもあれば、この「なたね餅」のように少し想像力を働かせるものも。
上にかかった黄色は卵の黄身。
緑は抹茶ではないのですが、それも黄身の味を際立たせるために敢えてシンプルにしていると先代が教えてくださいました!
これからの季節は桜にちなんだ生菓子が登場するそうです。
お湯を注ぐとぜんざいになる懐中汁粉、季節限定で桜入りの「さくら咲く」なんて商品も。
この受験シーズンに最適な演技の良いお菓子です。
買って帰ったこちらのぼうろは「福来たる」という商品。
こんなにかわいいデザイン。
ガジガジおいしそうにほおばっていました。
下関にふさわしいお菓子なので、ぜひこちらもお土産に!
季節と物語を感じることの出来る和菓子は、日本人の心に寄り添うものなんだなぁ、と勉強させて頂いた気分。
「松琴堂」さんで、パワーアップしてゆく伝統の和菓子をご堪能ください!
商品はオンラインショップでも購入可能です!