軽食・喫茶スリランカ。モーニングサービス450円
下関市上田中町 軽食・喫茶「スリランカ」。店頭の札を見ると「商い中」とある。思い切って入店したある朝の話。
コーヒーフロートを注文した。11時までのモーニングサービス450円にとても惹かれるが、食事はもう済ませてきてしまったのだ。
スリランカで下関の昭和40〜50年台にタイムスリップ
朝日が差し込む席で最初から少し甘くしてあるアイスコーヒーのフロートをつつきながら店の本棚にあった本「写真集 あんぐる下関」を手にとる。
昭和52年発行、毎日新聞社下関支局。印刷はアロー印刷。本を見るときはまず奥付を見る。「シーモールができる前」の下関の姿が、記者によるモノクロ写真と文で映し出されている。
◎当時、長府エリアには豊浦小だけしかなく2000人以上もの児童がいる超マンモス校だったこと。(昭和49年5月の調査では全国一位だったそうだ。)
◎そしてここの給食のパン、校内のちょっとしたパン工場さながらの給食室でつくられた自家製のパンでとても美味しかったということ。
◎先日、子の園に歌を歌いにきてくださった下関少年少女合唱隊が昭和39年からあるということ。
◎東大和町に企業内保育園(アルギン工業保育園)があったこと。
◎竹崎と彦島海士郷を約4分でつなぐ彦島渡船があったこと。
気になった記事を箇条書きにしてみた。
この本の中に「シーモールというばかでかいショッピングセンターができる」と記述があったのが、とても印象深かった。
唐戸エリアのこともいろいろ載っていて、夢中でしばらく読みふけった。旧下関英国領事館は取り壊してしまおうという声があったことだとか、もうびっくりである。インターネットでは見つけることのできない貴重な情報満載で、まるで資料館にいるような気分だった。
朝早くからやってるいい店見つけた
お店はおばあちゃん一人で切り盛りされている。
帰り際の会話。
「朝は何時からやってますか?」
「うーんだいたい7時ぐらいかな。」
「わあ、そんな早くから! お休みはいつですか?」
「第一、第三日曜日。来月は病院に行く用事があるからカレンダーに書いておかなくちゃ。」
「そうなんですか。あまり休むことなくやってるんですね…! お店は夕方まで?」
「そうだいたい6時ぐらいまでかな〜。」
こんな感じ。きっと行けばたいてい開いているだろうスリランカ。おばあちゃんも話してみるとやさしくて、近所にいい店を見つけたと思った。店の前の道路工事の人にも優しく声をかけておられた。
駐車スペースは3台分確認できました。スリランカ、って書いてあります。「次は朝ご飯食べに来ます」と言って店をあとにした。
ああ〜ワンコインでおつりが来るモーニング&「あんぐる下関」をもう一度読み込むのが楽しみだなあ!
miromiでした。