※こちらのお店は閉店されました。
きぶねまち、三丁目の夕日。新町ストアで…
新町4丁目がもよりのバス停なんだけど、ここきぶねまち三丁目。
貴船町の読みについての謎はまだ解明できていない。
新町ストア「樹辺里」10周年の記事を書いた日の夕暮れどき、このお祝いの花輪を見つけた。
同じく新町ストアのたこ焼き屋さん「蛸いっちゃん」祝1周年。そうか、オープンして1年がたったのか。
土井さんのメンチカツのエピソードからバトンを受け取り行ってきました!
蛸いっちゃん、初めての夏の日
ある夏の日、たこ焼きを買おうとしたけど、ちょうど焼き始めのときで、子がカウンターのところでせのびしてたこ焼きが焼けるところをじーっと見ながら待っていた。お店のおかみさんもそんな子にやさしくしてくださった。
夏場、店内が暑すぎてやっとクーラーが入った日のことなどを話してくださった。中学生や高校生、学生さんもよく来られるそうだ。私達が入店してしばらくして会社帰りの男性の方も見えられた。
たこが大きい。大阪から仕入れる刺身にも使えるいいたこ。たこ焼きはひとつひとつが大きい。子もお気に入りのたこ焼きだ。
はじめて店内へ
今日はお店の空気感を感じ、それをみなさんにもお伝えしたいと思ったので、初めて店内で食べてみることにした。
たこ焼きといえば…「たこやきのたこさぶろう」っていう絵本を思い出す。大阪在住の絵本作家長谷川義史さんが2016年12月下関の勤労福祉会館で行われた「絵本ライブ」でこの絵本を読み聞かせしてくださったのだ。笑ったなー。
「大阪にはうまいものいっぱいあるんやで〜」(いちろうさんの牧場でイーアイイーアイオーのメロディで)ウクレレ演奏でこんな歌も歌って、子もわたしも一緒に歌ったんだった。大阪の商店街にいるようなにぎやかで陽気な雰囲気を感じられる楽しいライブだったな。
今回はたこやき8個(甘口ソース)といか焼き。そしてお祝いだからビールを。
初めてのいか焼き!
いか焼きは初めて。思っていたのと違うのが出てきた。
いか焼き用のもちもちした生地に卵を割り入れていか焼き器でプレスして折りたたんだものが蛸いっちゃんのいか焼き。思っていたのと違うってうれしいっていう意味。意外性。こういうのが食べたかったって思った。ビールにあいます!シンプルで美味しい。おかわりしたかったが、子がお腹いっぱいになって「もう帰ろー」っていうのでこのへんで。
ちょっと飲みたいときにいい店見つけた!1周年記念ということでうれしい割引券をいただいた。3月中にまた行こうね。
初めて見たいか焼き器。ホットサンドメーカーが大きくなったようなイメージ。業務用の機械って、初めて見るものばかりで使い方を聞いてみるとイメージがふくらんで楽しい。
帰ってみてこういう形のいか焼きのことを調べてみたら、阪神百貨店で行列のできるいか焼きと似ていることがわかった。ハイヒール・モモコさんもおすすめの一品みたい。納得〜! 早くもまた「蛸いっちゃん」にこのいか焼きを食べに行きたいし、子はここのたこ焼きを気に入っているし、下関でもこの大阪仕込みの味が味わえるのがうれしいな。
「大阪にはうまいものいっぱいあるんやで〜」今日はこのいか焼きと出会えたのが大きな収穫だった。
1周年を単純に祝いたい気持ち
まだ1周年だから…っておかみさんはひかえめにおっしゃるけど、1年365日って長いと思う。大晦日の1年間お疲れ様!と新年を迎える前のあのお祝いムードの高揚感って大好きだ。糸井重里だって「なんでもない日、おめでとう。」って言っている。そう、1日1日の積み重ねで1周年を迎えられたのだ。なにより1周年だからとこんなに大きな花を贈られる常連さんに愛されているお店。人の一生でも産まれて最初の1年はとても濃密な1年である。
わたしもこのお祝いの花輪を見たことで、おかみさんのお人柄に再び触れることができて楽しかったし、「生活のたのしみ」になりうる場所を今日見つけることができたのだ。また行こう。時々店頭に季節のお野菜が並ぶことがあるそうで、これからも楽しみだな。蛸いっちゃん、1周年に乾杯!
中村一義「ジュビリー」を聴き直すと「日々祝え祝えおぉ祝え」と歌われていた。このメロディーにこの歌詞が乗っていたのか! 当時は歌詞などろくに聴いていなかった。お祝いっていいな。miromiでした。