常連さんでにぎわう下関市役所近くの喫茶店
唐戸の歩道橋を降りてすぐ。「手づくりチーズケーキ」の看板に吸い寄せられて入店。
カウンターの席に常連さんがひしめきあうように座っている。「奥の席があたたかいですよ」と迎えてくださる。
迷うことなくチーズケーキセット(600円)。
高齢の常連さんを気遣うマダムのやりとりが気持ち良く、この席も本当にあったかくてわくわくしながらチーズケーキを待つ。
実は二代目。喫茶ワカバのこと
チーズケーキ美味しかったな〜。
常連さんが続々店をあとにされるそのタイミングでマダムに話しかけてみた。岡山さんとおっしゃるそうだ。
ワカバの歴史は長い。
40年間ほど今の市役所新館あたり、小麦などの商取引所の横にあったそうであるが、15年ほど前に今の場所に移転。
店主さん夫妻が高齢により店をたたもうか…というところで当時市役所に勤めていた岡山さんが店をそのまま引き継ぎ1年半。喫茶店を開きたい、その夢がかなった日は平成28年5月9日。その日から一人でお店を切り盛りされている。
「この椅子も食器もそのまま引き継いでいただいたのよ」
メニューは岡山さんが以前からのメニューに新メニューを加えているそうだ。
壁のイラストは岡山さんのお姉さんがパソコンで描かれたものだそう。抽象的な形ときれいな色彩が心に残る。
朝7時半から営業。モーニング500円!
下関には早くからモーニングをやっているお店が少ないのかなあと思っていた。ここにこんな理想的なモーニングを出すお店があったことに喜びを覚えた。外でモーニングを食べるという名古屋や岐阜のモーニング文化はとても興味深い。
朝活、エクストリーム出社。何年か前からそういう言葉をよくインターネットで目にしている。いい仕事はいい朝から。2018年ちょっといいことはじめてみたい人、こんな朝習慣はいかがでしょうか?
かんもんノートシンクロニシティ!
以前かんもんノートで取り上げられた株式会社cineposの鴻池和彦さんもワカバに立ち寄られたことがあるそうで、今度Cinéma chlorine(シネマクロール)ではじまる映画のフライヤーをいただいた。
単館系の映画で見たい映画がある。そういう映画が下関で見られるようになっているという現実にとてもわくわくする。「2階の雑貨屋が好きなのよ」と岡山さん。私もあの玉ねぎマークのビル「capanna di CIPOLLA」、早く行ってみたいなと思った。
雪がちらつく寒い寒い日に、ぽかぽか心があったまる喫茶店を見つけて笑顔になれたmiromiでした。
顔の写真は撮らないで〜っておっしゃっていた岡山さん、笑顔がとっても素敵なんです。ワカバに立ち寄ってみてくださいね。