門司港に、なにやら面白いスポットが誕生しました!その名も「ZATTA ZISSE(ざったじっせ)」・・・?
先に入手した情報では、どうやら税理士事務所ということなのですが・・・??
そんな”?”いっぱいのまま、とりあえず突撃してみました!
門司港への想いと起業する人への想い
「ZATTA ZISSE」があるのは3階建ての一見ふつうのビル。階段で2階に上がると・・・!
開放的なだだっ広いフロア。右手奥のスペースには、カフェのようなカウンターも。
ますます謎は深まるばかり・・・。
ということで、“館長”こと相浦さんにお話を伺いました。(ちなみに相浦さんは、正真正銘の税理士さんです。笑)
相浦さんは平成19年に『税理士法人 TAパートナーズ』事務所を法人化。
一度門司港を離れ小森江に移りましたが、”門司港駅の改修が終わるまでには門司港に戻りたい!”という思いを見事叶え、今年7月に門司港で再スタートを切りました。
しかも、ただの税理士事務所ではなく、とても面白い試みも同時にスタートさせたのです。それが、「ZATTA ZISSE」。税理士事務所にシェアオフィスやトライアルカフェが併設しています。(「ZATTA ZISSE」運営:booksproject株式会社)
税理士事務所に相談に来るのは、創業して軌道に乗ってからがほとんどなのだそうです。
ブランディングや資金集めなど、軌道に乗るまでが一番大変なのだから、そんなときにこそ力になりたい、頑張っている人に寄り添いたい、という思いを胸に、起業したい人たちを身近で支援できる場所をつくったのだそう。
隣にいるからこそ、気軽に相談したりすぐにアドバイスをもらうことができる、起業したい人たちにとってはなんとも心強い施設です。
そしてそれは、起業したい人たちのためだけでなく、税理士事務所のスタッフのためでもあるそうです。
創業はそんなに簡単なことではないけれど、軌道に乗ったあとの姿しか見れないのでなかなかその苦労を知ることができない。そんな苦労している姿も間近でみることで、自分たちも勉強できる。ZATTA ZISSEは、自分たちにとっても大切な学びの場なのだそう。
3つの新しい取組
さて、そんなZATTA ZISSE、具体的にどんな取り組みが行われようとしているのか、ご紹介したいと思います。
まずは、トライアルカフェ。その名も「ZATTA CAFE」です。「カフェをしてみたい!」「コミュニティスペースをつくりたい!」そう思ってはいても、なかなか踏み出せないものです。そんな人の背中を押してくれるのがZATTA CAFE。
まず現段階では曜日ごとの日替わり店長をイメージしているそうで、週一からならますます気軽にチャレンジできそうです。TAパートナーズの社員食堂としても利用されたり、カフェをしながら料理教室などもできたりと、チャレンジするにはこれ以上ないほどの好条件!!
次にご紹介するのが、ビジネスショーケース。
商品やサービスの紹介ができる棚とショーケース、作業用のデスク、収納棚が備えられているという優れもの。しかも移動式!!
ZATTA ZISSEの2階に設置してお客さまに見てもらったり、門司港レトロも近いので移動して販売やPRもできます。そして窓がクリアになっているので、不在時も商品を見てもらえるという、なんとも機能的なショーケース。
ZATTA ZISSEに来たお客さまとのビジネスマッチングも視野に入れているそうで、いいこと尽くしです。
最後にご紹介したいのが、日本ママ起業家大学!
日本ママ起業家大学とは、「ママ起業」に必要なことを学ぶための起業スクール。その北九州校が11月にZATTA ZISSEで開校されるとのこと。本気で起業したいママをしっかりサポートし、育ててくれるそうです。
特に北九州校では、全カリキュラム終了後TAパートナーズによる1年間の実践プログラムがつくなど、地域密着型サポートも受けられるとのことで、起業してみたいママさんにはまたとないチャンスです!
企画する『TA パートナーズ』も面白い会社
このように、やってみたいけれど自信がない、方法がわからないなどの起業迷子さんたちに救いの手を差し伸べてくれるZATTA ZISSE。
そんな施設をつくってしまった相浦さん自身、仕事は楽しくないと!とおっしゃり、その言葉通り『TAパートナーズ』自体がとても風通しの良い自由な社風のようです。
3階にあるオフィスでは、なんと毎日ガラガラによるくじ引きをして席替えをしているんだとか。毎日隣に違う人が座るので、いろんな人と話せて楽しいのだそう。
そして、現在沖縄にも支店があり、北九州と沖縄で“交換留学”のような制度も!なんだかとても楽しそうで、うらやましいなぁ、と思っちゃいました。
”税理士事務所”に持たれがちな暗い・堅苦しいイメージを変えたい、そんな業界自体を変えていきたい!という強い思いをお持ちの相浦さん。それがまさにZATTA ZISSEという希望が詰まった施設に具現化されています。
雑多と実践
相浦さんはコワーキングスペースの発祥といわれるサンフランシスコに行った際、国籍・環境の違う人たちが集まり、社会人だけではない、学生だけではないいろんな人がまじりあう場を目の当たりにし、そんな場所でないといいもの・面白いものは生まれないということを感じたのだとか。
ZATTA ZISSEはまさにそんな場所であり、【年齢や性別に関係なく、あらゆる人々が”雑多”に混じり合い、新しい試みを”実践”してほしい】という想いが込められています。
コミュニケーションをなにより大事にしている相浦さん。「ZATTA ZISSE」で、いろんな人が集い、刺激し合い切磋琢磨しながら実践しているうちに自然とコミュニケーションが生まれる。そんなコミュニケーションの中から、たくさんの夢が実現するのが今からとても楽しみです。